情報に飲まれていると感じるときに気付くべき一番大事なこと
スポンサーリンク

情報に振り回されないために大切なこと

情報に飲まれている意識はありますか。
必要な知識を得ることはもちろん、雑学なども含め、自分の知識を蓄えることは生活をする上で有意義なことです。しかし、情報を得ることで失っているものがあると考えるとどうでしょう。これは個人としてだけではなく集団的かつ社会的な考え方にもなります。

ポイント

情報を得るという行為は受け身で準備もいらないため簡単です。
IT化が進んだ現代では、いつでもどこでも欲しい情報を探すことができます。
また、隙間時間を有効活用しようという意識が出きてきました。
無駄を省こうという合理性や効率性が求められるようになってきました。
そしてこの隙間時間を情報を得ることで埋めることが多くなってきました。

例えば、待ち合わせで人を待っている時に、ただぼーっと待っているのはもったいなから、スマホでニュースサイトやSNSを見ていようと思う人は多いと思います。
このもったいないから、簡単で分かりやすい方法として、情報を得ようという考えになるようです。
食事中も、スマホでニュースサイトや動画を見ながらだったり、ゲームをしながらという人も見かけます。

これらのように隙間時間を効率的に活かすということは非常に有意義だと思います。
しかし、このもったいない意識が行き過ぎると、失っている部分もあることに気付きます。
失っているかもしれないことがあるという意識はきちっと持っているべきです。

失っているもの

はじめに、情報をはじめとして、デジタル化や時間の効率化の意識が高まることで、ふれあいとか、ぬくもりとか、情緒とか、道徳心とかそのような類のものが失われるという話ではありません。

健康

情報量が増えれば増えるほど、情報をさばく能力も必要とします。
さばく能力の許容量を超えた情報が手元にくると、ストレスになります。
情報を得る力とさばく力は訓練することができますが、訓練の意識なく、ただ垂れ流しになっている状態は、無意識にストレスを増幅させる危険性を持っています。

また、情報を得るには、何かしらの感覚を使います。
スマホなどを介して、ニュースサイトやYouTube動画、SNSなどを見れば視覚が占有されます。
ラジオやClobhouseのような音声であれば、聴覚が占有されます。
過度になれば、直接的に視力や聴力にも影響します。

自分のための時間

例えば他人のSNSを欠かさずチェックしている人は、他人のために時間を使っていることになります。
昨日の失敗についてくよくよ悩んでいる人は、過去のために時間を使っていることになります。
テレビも、たまに有益な情報を得ることはあると思いますが、目的を持って探す情報の方がより有意義で自分のための時間を得ている実感があるでしょう。

自分のための意識についての詳細は、以下の記事で紹介しています。

「自分のための人生」から分かる一番大事なこと

深み

深い思考力、深い集中力、深い知識などの深みや質を失います。
限られた時間で得たい情報量が増えると、広く浅い知識になっていきます。
また、全体の情報量が増えると、情報を発信者も増え、発信者の質が低いものも含まれるようになります。
質の低い情報ばかりに偏って見てしまうような環境が整ってしまうと、得られる知識は深みを失います。
また、すぐに情報を得られる環境が整い、考える時間が省かれてしまうことが多くなりました。これは思考力の低下を招きます。数学の問題を、先に答えを見てから解くようなものです。
そして、思考の時間の省略は集中する時間の省略に繋がります。
例えば、打ち合わせの場で、話し合いの最中に別案件のメールを送っている人がいた場合、当人は時間を有効活用したつもりでも、少なくともメール作成時間は思考も集中力も分散されています。
単体で見れば問題がないように見えるかもしれませんが、深みを持たせる習慣をも失いかねません。

他者の健康

これは名もなき被害と言えるようなかなりグレーな部分ですが、確実に失われている部分でもあります。
例えば、歩きスマホでは、すれ違う人にかなりのストレスを与えています。
通常人は、すれ違うときには、緻密な計算が頭の中で行われています。
対面の人は道のどちら寄りを歩いているか。相手の目線や重心からどちら側に避けようとしているか。相手がどこに向かっているか(自分の後方に目的地があったり、曲がるための最短距離を目指しているかなど)。
この感覚とも言えるような情報と、過去の統計データと照らし合わせて瞬時に計算して、自分の避ける方向を決めています。
しかし、歩きスマホをしている当人は、これらの名もなき情報を遮断したり、欠落されてしまっているため、避ける方向の決定が遅れ、すれ違う直前ではっと避けることになったり、最悪ぶつかってしまいます。対面の人にとってはストレスになります。

このような名もなき情報によって、名もなき被害を与えている可能性があるのです。
これを気遣いとか優しさとか、プラスアルファができていないという表現で片付けるのは危険です。

気をつけるポイント
必要な情報に集中する

まず今得ようとしている情報は、本当にすべて必要なものでしょうか。
多くのビジネスマンはビジネス上必要な情報だと思っているかもしれません。
でもその中には、明日の会話のためだけの情報で、すぐに捨ててしまう可能性はありませんか。
SNS同様、他人の情報を得る他人のための時間になっていたりしませんか。

また、自分で自分を忙しくしていませんか。
コロナ禍で家にいる時間が増えたり、ストレスも増えたという人は多いと思います。
その中で暇な時間やストレス発散として一生懸命埋めようという心理が出た人も多いと思います。
そのときに、テレビやYouTube動画などを観る時間が増えたとか、録画が増えたということがあります。気を紛らすために、気になる番組を片っ端に探して、録ったからにはすべて観ると、ついつい自分自身で忙しい要因を作っているということはないでしょうか。

これらの状態は、受身的な情報収集で、時間の使い方も支配されているような状態と言えます。
自分のための時間の使い方に注目して、興味と目的を持って深みのある情報を得ることに集中すれば、ストレスなく自分の成長に繋げることができるでしょう。

情報を遮断する時間をつくる

情報を得る時間と、それ以外の時間のメリハリをつけましょう。
人との会話中や、歩行や運転による移動中は、情報を得るにも集中できないはずです。
そんな時間に強引に情報を得ようとしても、集中して情報を得ることに比べたら効率はよくないはずです。
ながらの状態になるのであれば、今取り組んでいることに集中しましょう。

また、ながらでなくとも、集中して情報を得ることができない時間は、思考を磨く時間に充てたほうがよっぽど効率的です。得た情報を整理したり、理由を考えたり、アイデアを出すような時間の使い方をしましょう。

不要な情報は遮断して、本当に自分に必要な情報を得ることに集中する

スポンサーリンク
スマホアプリあります
LP

iOS/Android スマートフォンアプリあります。
アプリ紹介ページはこちら

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事