目次
はじめに
東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」の登場で、
久しぶりにディズニーに行ってみようと思った方、
そもそもどんなエリアなのと興味・関心を持ったいうディズニー初心者の方、
遠方から泊りがけでの旅行を考えている方などを対象にして、
せっかくたてたプランを失敗しないために、
「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス」の楽しむ方法をまとめた記事です。
公式サイトだけではわかりにくい表現があったりしますので、実際のレポートを交えて分かりやすく伝えたいとこころがけています。
また、公式サイトはいつも混雑しており、サイトに入るまで時間がかかったりするため、そんなときの待ち時間を活用していただいてもよいと思います。
ディズニーリゾート公式サイトはこちら
https://www.tokyodisneyresort.jp/top.html
ファンタジースプリングスとは
「ファンタジースプリングス」とは、2024年6月6日にオープンした東京ディズニーシーの新テーマポートです。
“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマにしており、
『アナと雪の女王』
『塔の上のラプンツェル』
『ピーター・パン』
を題材とした3つのエリアとが誕生しました。
「ファンタジースプリングス」のエリアは、ディズニーシーの中のエリアのひとつです。
ディズニーランドの「プーさんのハニーハント」などがある「トゥーンタウン」の奥に見えるくらい近い位置にありますが、ディズニーランドから入ることはできませんので間違えないようにしましょう。
ファンタジースプリングスエリアに入るには
さて、では、ディズニーシーに行けば必ず「ファンタジースプリングス」のエリアに入れるのでしょうか?
それは必ずとは言い切れません。
グランドオープン前に、スタッフたちのテストのためもあり、一般公開していた時期もありましたが、今は入るための条件があります。
まずは当然ですが、東京ディズニーシーのパークチケットがあることです。
そして、ファンタジースプリングスの「対象アトラクション」のパスがあるかどうかです。
そのパスは、スタンバイパス(無料)または、ディズニー・プレミアアクセス(有料)です。
スタンバイパスとは、そのアトラクションの列に並ぶ権利です。
これはディズニーリゾート公式アプリから自ら取得する必要があります。
時間帯指定で、無料で取得できるため、人気があるアトラクションだと「もう取れない」状況もあり得ます。
以前ファストパスと呼ばれていたものに似ていますが、待ち行列をショートカットすることはできません。
ディズニー・プレミアアクセスはDPAと略され、優先的にアトラクションに案内してもらえる有料サービスです。
以前ファストパスと呼ばれていたものが、更に待ち行列が短くなって有料になったイメージです。
では、無料で「ファンタジースプリングス」エリアに入るためには、ひとつでも「ファンタジースプリングス」エリア内のアトラクションのスタンバイパスを取得する必要があります。
しかし、それでも「ファンタジースプリングス」エリアの入場はできるとは限りません。
「ファンタジースプリングス」エリア自体が混雑で入場制限されてしまう場合があるからです。
そうなると、スタンバイパスもディズニー・プレミアアクセスも発行できなくなってしまうようです。
確実にファンタジースプリングスエリアに入るには
では、確実に「ファンタジースプリングス」エリアに入ることができる方法はないのでしょうか?
それは「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」を購入することです。
これは、「ファンタジースプリングス」エリアを含めた東京ディズニーシーのすべてのコンテンツを楽しむことができ、「ファンタジースプリングス」エリアに時間指定なくいつでも入場できる権利を持ちます。
そしてそれだけではなく、「ファンタジースプリングス」内のアトラクションを時間指定なく短い待ち時間で利用できます。
つまり対象の日は、ディズニー・プレミアアクセスが何度でも使える状態ということです。
そして、この「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」を購入できる条件は以下のとおりです。
- 東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルにご宿泊の方
- 東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージの対象プランをご利用の方
バケーションパッケージについては後ほど説明しますが、簡単にいうと、宿泊とアトラクションなどの確約チケットをセットにしたパックです。
つまり、この「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」を購入するには、宿泊が必須になるということです。
そして料金もそれなりにかかるということです。
パケーションパッケージの場合は、ファンタジースプリングスホテル以外の選択肢もあるので、必ずしも「ファンタジースプリングスホテル」に宿泊する必要はありませんが、ディズニー直営ホテルへの宿泊が必須になります。
というわけで、「ファンタジースプリングス」エリアへの入場を確実にするためには、宿泊プランで予約して、「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」を手に入れる必要があります。
少しでも安く済ませたいという方は、独自の予約でディズニー直営ホテルへ宿泊して、オープン時間よりも15分早くパークに入る「ハッピーエントリー」の権利を獲得して、ディズニーシーへ早く入場して、スタンバイパスを取得するという方法もあります。
しかし、それでも確実性はないことと、やはり宿泊が伴うことは免れません。
料金や詳しい情報は公式サイトより確認ください。https://www.tokyodisneyresort.jp/special/fantasysprings/ticket/
バケーションパッケージとは
「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」は、ホテルの宿泊に、滞在期間中のパークチケット、オリジナルグッズなどうれしいお楽しみがついた宿泊プランです。
略して「バケパ」と呼ばれています。
具体的には、以下のとおりです。
- ディズニーホテルが予約できる。
- 滞在期間中のパークチケットがついている。(つまり入園チケット)
- 指定したアトラクションを、少ない待ち時間で楽しめる。(つまりDPAをいくつか指定できる)
- ショー鑑賞を予約した鑑賞席で、ゆったりと堪能できる。
- キャラクターグリーティングが短い待ち時間で楽しめる。
- パークやホテル内の食事が予約できる。
- フリードリンク券でパーク内の対象店舗にて何度でもドリンクがもらえる。
- バケーションパッケージ限定のグッズがもらえる。
- オリジナルスーベニアポップコーンケースとポップコーンがもらえる。
アトラクション系は、回数に限りがありますが、つまり、何でも優遇されているパックです。
詳しい情報は、以下の公式サイトで確認してください。
ディズニーリゾート公式サイト:
https://reserve.tokyodisneyresort.jp/about/vp_01
バケーションパッケージの例「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」
「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」の内容
実際にあるバケーションパッケージのプランを例に解説したいと思います。
まずはじめにポイントとなるのが、プラン名に【ファンタジースプリングス入場保証】と書かれていることです。
これが書かれていないプランだと、「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」が含まれません。つまり「ファンタジースプリングス」に入ることが確約できなくなってしまいます。
少し長くなりますが、以下に2024年8月時点の「はじめてのバケーションパッケージ」プランのスクリーンショット全部を貼り付けます。
(下で詳しく説明するので飛ばしてもらって構いませんよ)
「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」のプラン選択
色々と注意書きや、0〜1回とか0〜2回とか書かれていたり、変動する要素があり初めて見る人にとってはわかりにくいですよね。
まず前提として、1日目はディズニーランド、2日目はファンタジースプリングスを含めたディズニーシーのパーク入場ということですね。
そして2日目のディズニーシーでの「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」が含まれているので、ファンタジースプリングスへの入場は確定です。
そして、その他にある以下辺りは一律で変動するものではないので、特に気にしなくてもよいでしょう。
・オリジナルスーベニアポップコーンケース引換券 1枚(1部屋につき)
・オリジナルグッズ引換券 1枚
・フリードリンク券 1枚
・ショルダーバッグ引換券 1枚
あとは、宿泊先ですが、これも指定されたホテルのプランの中から選ぶだけなので、どのホテルにしようかという悩みはあるでしょうが、決めてしまえば問題ないでしょう。
問題は残りの以下の変動要素のあるものです。
- ショー鑑賞券 2枚
- アトラクション利用券・・・東京ディズニーランドの対象施設より1つ選択 2枚
- アトラクション利用券・・・東京ディズニーシーの対象施設より1つ選択 1枚
ここで実際にプランを組む画面を見たほうが分かりやすいと思いますので、プラン内容の詳細を選択する画面を確認してみましょう。
上記のとおり、■パークチケットと■オリジナルグッズ等の項目は固定で埋められています。
そして変動するのが、■ショーやレストランの時間選択です。
この8つ枠に、それぞれ希望するコンテンツを入力していくことになります。その枠をクリックすると、詳細なコンテンツの選択画面に変わります。
そこで選択肢になるのが以下の内容です。
- ショー鑑賞券 2枚
- アトラクション利用券・・・東京ディズニーランドの対象施設より1つ選択 2枚
- アトラクション利用券・・・東京ディズニーシーの対象施設より1つ選択 1枚
■エンターテイメントの欄には、ショー鑑賞券2枚分を埋めることになります。
■コンテンツの欄には、アトラクション利用券を埋めることになります。
1日目はディズニーランド2枚、2日目はディズニーシー1枚分の枠がありますね。
■レストランの欄には、レストランのコース予約の枠があります。
■エンターテイメントと■コンテンツの枠は、指定された選択肢の数分ありますが、レストランの項目が少し混乱するところだと思います。
これが、0〜1回とか0〜2回などと表記されていた部分です。
つまり、■レストランの枠は、選択してもよいし、選択しなくてもよい項目ということです。
詳細の選択時に、他の■エンターテイメントや■コンテンツの場合は必ず選択肢があったのに対し、■レストランだけは、「レストランなし」の選択肢があります。
なお、これは「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」プランの場合ですので、他のプランでは枠の設定が異なります。
選択したプランに合わせてコンテンツを選択しましょう。
「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」のプラン選択具体例
実際にコンテンツを入力してみた具体的な画面を例に見てみましょう。
アトラクションなら希望のアトラクション、ショーなら希望のショーを時間を指定して入力します。
すると、上記のようにプランの枠が埋められて見やすくなっていきます。
時間の指定は他のコンテンツと重ならないように自分で気をつけないとなりませんが、自由にプランを組むことができます。
さて、この時点でご旅行代金は206,200円になっております。
ここにレストランの予約も追加してみます。すると以下のとおりになります。
選択したレストランや、朝食か夕食かなどでも変わりますが、レストラン3回分の追加でご旅行代金は223,400円になり、206,200円から+17,200円追加になりました。
「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」のプラン結果まとめ
というわけで、このプランのコンテンツ選択結果はこうなります。
■1日目
09:00~ 美女と野獣“魔法のものがたり”
15:00~ ベイマックスのハッピーライド
17:15~ ディズニー・ハーモニー・イン・カラー
18:20~ イーストサイド・カフェ
■2日目
08:30~ ファンタジースプリングス・レストラン
17:30~ ファンタジースプリングス・レストラン
18:30~ ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~(トランジットスチーマーライン乗り場横)座り見
20:00~ ソアリン:ファンタスティック・フライト
これをベースに当日パークを回ることになります。
例えば、以下のような工程表が作れると思います。
■1日目
07:00〜車をファンタジースプリングスホテルに停め荷物を預ける
07:30〜ディズニーリゾートラインで移動
09:00〜ディズニーランド入園
09:00~ 美女と野獣“魔法のものがたり”
他のアトラクションを回りながら、昼食は軽く済ます
15:00~ ベイマックスのハッピーライド
17:15~ ディズニー・ハーモニー・イン・カラーを指定席で楽しむ
18:20~ イーストサイド・カフェで夕食
ファンタジースプリングスホテルに戻ってゆっくり
■2日目
08:30~ ファンタジースプリングス・レストランで朝食
09:30〜 ファンタジースプリングスホテルのエントランスからディズニーシー入園
「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」で
ファンタジースプリングスのアトラクションを何度も優先的に楽しむ
17:30~ ファンタジースプリングス・レストランで夕食
18:30~ ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~を指定席で楽しむ
20:00~ ソアリン:ファンタスティック・フライト
ファンタジースプリングスホテルに戻って帰宅
なお、繰り返しになりますが、
これは「はじめてのバケーションパッケージ 2DAYS」プランの場合ですので、他のプランでは枠の設定が異なります。
選択したプランに合わせてコンテンツを選択しましょう。
まとめ
というわけで、「ファンタジースプリングス」にはじめて行く人、「ファンタジースプリングスホテル」にはじめて泊まる人、「バケーションパッケージ」をはじめて使う人など、久しぶりのディズニーの人など初心者に向けて、具体例を示しながら詳しく説明してきました。
現時点では、そもそも「ファンタジースプリングス」エリアに入るだけでも気をつけなければならない点があるということが分かるかと思います。
スタンバイパスやディズニー・プレミアアクセスを活用する方法もありますが、確実にファンタジースプリングスエリアに入るにはバケーションパッケージの選択肢も出てくることも分かりました。
ただし料金もそれなりにかかるという点は覚悟が必要です。
現時点では、「ファンタジースプリングスホテル」の予約もすぐ埋まってしまい、キャンセル待ちの争奪戦も行われていると言います。
エリアの混雑もまだまだ続くと見られるため、確実に「ファンタジースプリングス」エリアに入って楽しみたいという方は、少しでも確実性のあるプランを考えたいですね。
「ファンタジースプリングスホテル」や「ファンタジースプリングス」内のアトラクションについての記事や、実際にバケーションパッケージを使ったときの体験記事なども別途紹介していきます。