中年クライシスの特徴と乗り越えるために大事なこと

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中年が抱える悩みの特徴と対処法

40代〜60代の中年が抱える危機の特徴

基本情報

中年クライシスとは、中年期特有の心理的危機、中高年が陥るうつ病や不安障害のことを言います。
中年危機や、ミッドライフクライシス(Midlife crisis)、ミドルエイジクライシス(Middle age crisis)と様々な呼ばれ方をします。
アラフォー世代(30代後半)から始まり、現役引退期にも訪れやすい症状です。

年齢や状況によって個々様々だが、一般的に中年期に訪れやすい役割の変化などにより、アイデンティティや自己肯定感の変化の心理的危機を指します。

全米経済研究所(NBER)が、51カ国130万人を対象に行なった「人生満足度調査」によれば、世界中のほとんどの人が、50歳前後で人生の低いピークを迎えるそうです。

中年クライシス特性マップ

中年クライシスの特徴をマインドマップでまとめました。
今中年クライシス真っ只中の人は当てはまる点があるかもしれません。

中年クライシスの特徴と対処方法

中年クライシスの特徴ポイント

加齢による身体的変化
  • 体力・運動能力の低下
  • 性機能の低下(閉経、更年期障害など)
  • 生活習慣病の罹患
  • 白髪・薄毛・抜け毛
  • 老眼
  • 体臭
  • 若いと感じたい欲求

視力の低下や頭髪の不安、尿酸値や血圧、メタボ指数などの数値などが気になりだす頃でもあります。また、体力、記憶力、集中力などの衰えも痛感することでしょう。若い頃の感覚でまだまだできると思っているのと裏腹に、実際は徹夜で何かするということもあり得なくなってきます。

家庭ライフサイクルの変化
  • 子離れ
  • 親の介護・死別
  • パートナーの変化

幼児期が過ぎ、子供に手がかからなくなり、自分の役割が減っていくことで一種のアイデンティティを失います。また年齢的に、親の介護や看護・死なども考える必要が出てきます。またそれによって遺産などで相続などお金の問題も出てきたりします。子供が巣立ち、夫婦の距離感に戸惑ったりすることも出てくることでしょう。

仕事・職場の変化
  • 責任の重い役職
  • 周囲の成功に対する屈辱感や劣等感
  • 新技術の導入
  • 能力の限界
  • 経済的・社会的ステータス
  • 転職・退職

年功序列制が揺らいできている環境において、同僚や部下・後輩などの成功に対して屈辱感や劣等感を抱くことも出てきます。出世や能力の限界が見えてきて挫折感を覚えることもあります。望まない出世も年相応だからという理由で迫られる部分もあるでしょう。また、時代の早い流れにおいて、過去のやり方が通用しないことや、新技術の導入で新しい文化に順応することに対してストレスを感じる場合もあります。経済的や社会的ステータスを欲することとのジレンマもあり、退職や転職、独立なども頭に出てくる時期かもしれません。

男性特有の傾向
  • 体を鍛える
  • キャバクラに通う
  • 浮気や不倫
  • 新しい試み
    • 髪型を変える(染める)
    • SNSをはじめる
    • スポーツや趣味をはじめる
    • 新しい家電やPC、ガジェットなどを買う
    • 海外滞在を考える
    • 転職や起業・独立を考える
    • 同窓会やサークルなどのコミュニティへの参加・主催する

体を鍛えるためにジム通いしたり、女性関係を求めるような男性らしさを取り戻そうとするための行動に出る人もいます。独身時代から家庭を持って制限されていた反動と考え、子離れなどで羽を伸ばしたくなる傾向はあるようです。その他、新しいものへのチャレンジをする傾向があります。

女性特有の傾向
  • 選択しなかった方の可能性に対する葛藤
    • 独身でキャリア優先した場合、家庭への希望
    • 専業主婦を優先した場合、仕事への希望
  • 結婚
  • 出産
  • 子育て
  • 空の巣症候群
    • 子どもの巣立ち
  • コミュニケーション機会の喪失
  • 新しい試み
    • 趣味
    • 習い事

成人した子供が巣立ったことで心にぽっかり穴が空き、「空の巣症候群」と呼ばれる抑うつ症状に悩まされることがあります。また更年期が重なればストレスは大きいものとなります。
女性は特に結婚を経て出産の機会があり、独身でキャリア優先で生きてきた人と、専業主婦で仕事を辞めた人でも大きく差があります。そこで選択しなかった方が気になり出したり、選んだ道があっていたのだろうかという思いに駆られることがあります。

重度な問題に発展する場合もある

中には重症化していまうケースもあると言います。以下はその例です。

  • 出社拒否
  • 職場不適応症
  • うつ病
  • アルコール依存症
  • 買い物依存症
  • 離婚
  • 家出
  • ドラッグ
  • 自殺

ポジティブな要素もある

冒頭で、人生満足度が50歳前後で人生の低いピークを迎えると言いましたが、40代の頃から徐々に蓄積された不安がありつつも、まだ巻き返せるという希望も持っています。しかし50歳前後でそんな希望もしぼみだし、不安がピークに達するのだと思います。
いつか人生最大のモテ期がくるというようなロマンチックな夢は妄想だったのだと実感してくることでしょう。
突然才能が開花するとか、でかいことをやってのけようというような希望や野望も現実離れしてくるでしょう。

しかし、訪れる変化によってポジティブな面もあります。

  • 美容に気を遣うようになる
  • 髪型を変えて自信を得る
  • 運動をはじめて健康になる
  • 新しい趣味ができる
  • 新しい人間関係ができる
  • 新しい自分を発見できる
  • 感謝の気持ちが芽生える
  • 些細なことが幸せに感じられる
  • 自由が広がる

新しいチャレンジは得られるものも必ずありますし、悩みがあればこその発見や学びもあります。
自分の限界を感じたのであれば、自分が万能ではないことが分かり、キャパシティ以上の仕事を抱え込むこともなく冷静な判断ができるようになります。
無駄なコストを省くための価値を提供することができているとも言えます。

経験値は必ず武器になります。育成や効率化などへ活かすことができます。既にあるスキルに集中すれば、新しい役割が見えてくるかもしれません。
定年退職もタイミングが揺らぐ時代で、学び直しや生涯働くことを考えた場合には、50歳で新しいことにチャレンジすることは早いほうかもしれません。少し先の時代では当たり前になっているかもしれません。

ポジティブになるための対処法

ポジティブな要素があることが分かったところで、具体的にポジティブに向けるための対処法について紹介します。

  • 運動をする
  • よく笑う
  • 瞑想をする
  • 新しいことにチャレンジする
  • 感謝する
  • 自分を受け入れる
  • SNSから離れる

特に重要なポイントを解説します。

自分を受け入れる

現実的に解決を望むなら、自分を受け入れることは最良の手段です。

受け入れると言っても見方は2つあります。
1つは、老化や外部要因、自分のこと以外のコントロールできない部分は受け入れるしかないということ。
治療できるものでない限り、体の変化は受け入れるしかありませんし、自分以外が要因であるものは、手の施しようがありません。コロナ禍で苦しい思いをする人もいると思いますが、直接的にコロナウイルスを消滅させることはできません。悩んでも仕方ないと割り切る受け入れ方が必要です。

もう1つは、自分自身を見つめ直すということです。
中年クライシスの中には、「このまま人生を終えたくないから…」という頭言葉が入るものが多いです。「このまま失う一方じゃ嫌だから」「本来やりたいことができていないから」「やりたいことが分からないから」という思いや焦りも含まれます。
周りの同世代の人が経済力を持っていて羽振りがいいからとか、権威や名誉を得ているという理由で贅沢をしたい欲求があったり、他人と比較してそのような焦りを感じることもあるでしょう。
しかし、他人と比較したり、SNSで他人を見ている時間は自分のための時間になっていません。
このような自分に集中できていない部分に対して十分に時間をとって受け入れることが大切です。

自分を見つめ直すための具体的な対処法の細かい部分については別の機会に掲載したいと思いますが、少しエッセンスを説明したいと思います。

  1. 現時点の悩みをすべて書き出す
  2. それぞれの項目に対しランク付けする
    • どうしようもないのか、気になる程度なのか、どうにかしたいのか
  3. それぞれの項目に対しコントロール可否を分別する
  4. 一番インパクトの大きい項目を挙げる
    • それが解決すれば、他が気にならなくなるなど

ここまでできると、複数あった悩みが、
一つの悩みが解消すれば付随して解決することに気付いたり、気にならなくなるということが出てきます。
ある程度割り切ることもできますし、新たな自分を発見するきっかけにもなります。

あとは、それに伴い、実際に整理整頓をすることになるでしょう。
物理的に持ち物の整理をしたり、得る情報を選別して、見ないものは見ないと決めることも必要です。
つまり自分のやりたいことに集中する環境を作ることになります。

追記:具体的な対処法についての記事を挙げました「中年クライシスを乗り越えるための具体的な対処法」

中年クライシスを乗り越えるための具体的な対処法

まとめ

自分を見つめ直すことが最良の対処法です。
その上で、先に挙げた「瞑想をする」は、自分について考える時間を作るために有効です。
そして、自分を理解する中で、よく笑ったり、感謝することが自然にできてきます。もちろんはじめに意識的にすることも効果的です。その場合、○○すべきと義務感を感じることなく、ポーカーフェイスをするでもなく純粋に素直な気持ちでできることが前提です。
また、新しいチャレンジは、直接的に自分の才能をを知るきっかけにもなりますし、交流の中でもきっかけはあり得ます。
他人を意識することから一度離れ、自分に集中し、自分の才能を活かすことに集中できれば、危機から抜け出すことができるでしょう。

自分を受け入れ見つめ直し、自分の才能に集中することで中年クライシスから抜け出すことができる

以下の死ぬときに後悔することに関する記事が参考になるかもしれません。

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