
ライフヒーリング
書籍「ライフヒーリング」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。
16の章
- 私が信じること
- 何を悩んでいるのでしょう
- どこからきたのでしょうか
- 本当にそうなのだろうか
- さあ何からはじめましょう
- 反発
- 前向きに変わる方法
- 新しいものを築く
- 日課
- 人間関係
- 仕事
- 成功
- 豊かさ
- 身体
- 症状と精神の関係
- 私について
基本情報
書名:ライフ・ヒーリング
発表年:1984
著者:ルイーズ・L・ヘイ
原語:英語
部数(冊数):5000万
原題:You Can Heal Your Life
アメリカで1984年に出版されると、たちまち大ベストセラーとなり、歴代のベストセラー本の中でも、自己啓発モノの中ではベスト3に入る本です。
以下は本文の中で紹介されているポイントを記します。
ポイント
悩んでいるその根本を知る
「しなければならない」という言葉は、人間の言語にダメージを与えます。
「しなければならない」とは「その行為は間違っている」と言っているのと同じです。
「しなければならない」リストの中には、本人がしたいと思っていないものもあるでしょう。取り除けばホッとできるものがあるでしょう。
自分を愛することが最大の治療方法です。
思い上がったり、傲慢だったり、自惚れることとは違い、大いに自分を尊重し、心のなかから溢れる感謝の気持ちが最大に治療法だと言います。
赤ちゃんは完全性を求める必要がなく欠点がありませんが、大人から恐れを教わり、自分の素晴らしさを認めにくくなっていきます。自分が自らに「しなければならない」という制限をかけていることになります。
ほとんどの人は自分に問うことをほとんどしません。
- いまの自分にとって正しい考えだろうか
- どこからそんな考えが出てきたのだろう
- 担任の先生に何度も言われ続けたから私は信じているのだろうか
- そんな考えを捨てたら暮らしやすくなるのだろうか
例えば上記のような制限はどこから生まれたのでしょうか。
親や先生達に言われてきたことでしょうか。
それは、すべて今でも正しいのだろうか。
「悩んでいるときは行動を起こさずに、まずそれが何であるかを知ること」という言葉が紹介されています。
何に悩んで、その考えの元はどこからきているのか、まずそれを知ってその考えを疑ってみるというステップが重要です。
心が未来をつくり出しています。嫌なことがあるのなら、心でその状態を変えていくことができると言います。
行動をはじめてみる
自分にブレーキをかけているものが分かっても、自分のやりたいことが分かっても、生活が乱れるのが怖いという理由であきらめる人が大勢います。
自分や人生に腹を立ててやはりあきらめてしまう人がいます。
しかし、怒っている状態とは、怠け者のレッテルを貼られて隅っこに座っていることと同じです。
反発に対する力が必要です。
心の奥底に何らかのマイナス思考が埋もれているとき、その状態を何とかするためには自覚がなければなりません。一つは反発する自分をよく見る。もう一つは精神の向上に励む。ということです。
反発には、逃げるなどの動作、決め込み、思い込み、責任転嫁、自分は頭が悪いなどの負の自己イメージ、先延ばし、拒否、恐れなどがあります。これらの反発する反応に気付いた上で、自分が3歳だと思って、自分の恐怖が増さないように自分に安心する言葉をかけてあげるとよいでしょう。
誰にでも当てはまるもので掃除なども良いエクササイズだそうです。
良いものはキレイにしより使いやすくしましょう。
使わないものは処分し、新しいものが入ってくるスペースを作っておきましょう。
その他にもいくつものエクササイズが本書では紹介されています。
エクササイズが意味する大切な考えについていくつかポイントを挙げます。
- ポジティブな言葉を自分にかける(鏡を見て声に出す)
- 他人の幸福を妬まない
- 自己批判をしない(自分の中の3歳児を大事にする)
- 求める気持ちを手放す
- 過去を許す
- 自分の味方になる
- 豊かさに気付く
そして終盤では、身体と病気の話に繋がります。
いわゆる「病気」は自分自身でつくっていると言います。
例えば耳を患うのは、耳をふさぎたくなるようなことが周りで起こっているからなどです。
過去に患ったものに精神的原因があるか振り返ってみるとよいでしょう。
また今患っているものがあれば、その精神的原因は何か、どんな考えをもっていたからかの「なぜ」を考え、その状態をつくり出した潜在意識のパターンをなくしたいと繰り返すことです。
そしてすでに心を浄化したと思うことです。
まとめ
読み返してみると、著者は冒頭の「私が信じること」の章で、言いたいポイントを先に述べています。
まとめると以下のとおりです。
人生のしくみは単純で、自ら解き放ったものが返ってきます。
自分の全人生に100%責任を負っています。
恨み、批判、罪悪感、恐れは身体や人生に大きな問題を引き起こします。
過去の受けとめ方は変えられます
すべての病は許さない状態からはじまります。
体の調子が悪いときは、許すべき相手がどこかにいるということです。
- 何を悩んでいるのでしょう
- どこからきたのでしょうか
- 本当にそうなのだろうか
- さあ何からはじめましょう
章のとおりのステップで、問題を知り、元になる考え方に気付き、その考え方を疑ってみるということに気付くことがまず大事です。
何気なく生活していると、この自分のルールを疑ってみるステップまで届かないことが多いと思います。
【内容情報】
世界で3500万部の超・大ベストセラー。
あなたの悩みがどんなものであろうとも、たったひとつ、大切なのは、自分を愛し慈しむこと――。
クリエイティブなパワーを復活させるためのエクササイズを満載した、ヒーリングブックの決定版。
心をどのようにコントロールすれば心身の病気を癒すことができるか。
その方法を、病気の部位別、症状別にひとつひとつ具体的に紹介し、加えて、人生のあらゆる悩みを自分で解決できるテクニックをわかりやすく紹介。【著者情報】
ライフヒーリング 内容紹介より
ルイーズ・ヘイ(Louise L.Hay)
スピリチュアルな講演家、そして教師。出版社ヘイ・ハウスの創業者兼オーナー。1926年生まれ。累計5000万部のベストセラー『You Can Heal Your Life』は25の言語に翻訳され、世界の33ヶ国で読まれているほか、数多くの著書を持つベストセラー作家。かつ てニューヨークで活躍したファッションモデルで、幼少期の虐待、離婚、癌など、多くの困難を乗り越え、60歳で出版社ヘイ・ハウスを創始した。ヘイ・ハウスは地球のヒーリングに貢献する書籍、オーディオブック、ビデオを提供している。ハリウッド・セレブのミランダ・カーもルイーズの教えの実践者のひとり