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病気の9割は歩くだけで治る!

書籍「病気の9割は歩くだけで治る!」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。

歩くことは、あらゆる病気を治す理由になっており、脳を変えて人生を豊かにする

歩行が人生を変える29の理由

  • 第1章 病気の9割は歩くだけで治る
    • ①現代病の大半は、歩かないことが原因だった
      ②糖尿病、高血圧…生活習慣病は歩くほどに改善する
      ③最大の認知症予防は計算しながら1時間歩くこと
      ④うつ病も薬要らず、歩くだけで改善する
      ⑤国民病の不眠症は、歩くだけで解決する
      ⑥逆流性食道炎も便秘も一挙に改善、腸内フローラが脳を変える
      ⑦線維筋痛症も喘息もリウマチも、痛い病気こそ、頑張って歩け!
      ⑧がんの最大の予防法はこんなにも単純だった
      ⑨風邪も歩いて治せ ただし体力に余裕のある人は
  • 第2章 医療の常識に騙されるな
    • ⑩なぜ歩くことは国民運動にならないのか?
      ⑪薬で老化は治りません
      ⑫ライザップより、ウォーザップ! お金は一銭もいらない
      ⑬「骨折=手術」とは限らない 骨折しても歩くことを忘れるな!
  • 第3章 健康になるための歩き方
    • ⑭正しく立つ3つのコツ
      ⑮骨盤を意識すること、ありますか?
      ⑯腕を振るのではなく肩甲骨を動かす
      ⑰〝脊椎ストレッチウォーキング〟のススメ
      ⑱川柳ウォーキングのススメ
      ⑲自分に合った靴を選ぶ3つのヒント
      ⑳手ぶら恐怖症から卒業しよう
      ㉑まちをフィットネスセンターにしよう!
      ㉒腰や膝が悪い人におすすめの歩き方
      ㉓障害があっても歩行補助具で歩く
      ㉔自転車ではダメか? ジョギングでもダメか?
  • 第4章 歩くと未来が広がる
    • ㉕セロトニン顔をめざそう!
      ㉖歩くと頭が劇的に良くなる二つの理由
      ㉗うまく歩くと寿命が確実に延びる
      ㉘歩行は脳を変え、人生を変える
      ㉙偉人たちが偉業を成し遂げたのは、歩いていたから

ポイント

この本のはじめにはこのように書かれています。

この本では、「歩くだけで、なぜ幸せになれるのか、なぜ運命が変わるのか」、なるべく簡潔に書いていますので、読み終わったころには、歩くことのすごさをわかっていただけるだろうと思います。 すごさがわかったら、次は、実行に移してほしい。 歩くことを、ぜひ自分の生活に取り入れてください。 そうすれば、健康になるのはもちろんのこと、一日一日幸せを実感しながら過ごせるようになるはずです。

本書では、章立てて上記のことが簡潔にまとまっています。
ここでは著者の思いに合わせて、なぜ歩くのが健康によいのかを知って、実際に行動する上で、気をつけるべき歩き方についてまとめていきたいと思います。

なぜ歩くだけで病気の9割が治ると言えるのか

歩かないことがなぜよくないのか
はじめに

健康に関してよく言われるのが、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病です。この生活習慣病を早期発見するための「メタボ健診」です。しかしこのメタボ健診も成果がまだまだ上がっていません。投薬や食事の指導はされても、運動の指導が十分にされていないためです。
歩かないことで、肥満が増え、メタボ健診で引っかかり、医者から薬をもらって飲んでも治った実感がないのでいつの間にかやめてしまって、中年になった頃に脳梗塞や心筋梗塞を起こして倒れてしまう。あるいは、がんや認知症を引き起こす。などの悪循環を生んでしまうと著者は言います。

沖縄クライシス」という言葉があります。
沖縄県といえば、日本一の長寿の県というイメージがあるかと思います。ところが、2010年の調査によると男性の平均寿命が全国1位だったものが、30位に転落しています。
女性の平均寿命は2010年の調査によると3位とまだ上位ですが、実は長寿のおばあちゃんが平均を引き上げているだけで、女性の方も65歳未満の死亡率が全国最下位になっています。

この原因として考えられているのが、食生活の変化です。
昔の沖縄は食物繊維が豊富な煮イモを主食としていたのに対し、戦後、高脂肪・高カロリーの欧米型の食事が広がり、すっかりファストフード天国になってしまったことが挙げられます。
そしてもう一つが車社会になったことです。暑さが厳しい上に、タクシーが安いため、歩かずに車を使うことが増えたことが挙げられます。

江戸時代は一日だいたい3万歩は歩いていたといわれます。
現代では、一日1万歩を歩くこともままならず、サラリーマンは地位が上がるほど歩数が減って健康から遠ざかると言われます。
江戸時代の人とは医学の面で比較はできないでしょうが、それでも江戸時代の人の方が、健康で幸福度が高かったといいます。

歩くことで治る病気の例

生活習慣病の他にも、歩くことで治る病気が挙げられています。
以下は、歩くことで治る病気と、その理由を一覧にした図です。

生活習慣病のひとつである糖尿病を患っている人は、認知症になるリスクが2倍になるという研究結果が出ています。その認知症の予防には、歩く(正確には計算しながら歩く)ことで効果あるというエビデンスが出ています。毎日1時間、50から3ずつ引いていく計算をして歩くことを1年間続けたところ、アルツハイマー病の原因であるアミロイドβが消えていったということです。

うつ病は、脳内の「セロトニン」と「ノルアドレナリン」というホルモンが不足した状態ですが、歩けばこれらの成分が増えます。つまり歩けば薬は不要ということです。
不眠症逆流性食道炎(胃もたれ、胸やけ)、胃食道逆流症、機能性胃腸炎、過敏性腸症候群(下痢や便秘)などの胃腸の不調、がんや一般的な風邪においても、それぞれ回復に必要な成分が、歩くことで補えることが分かっています。

これら以外にも、「線維筋痛症」「片頭痛」などの脳過敏性症候群にあたる病態にも歩くことは効果があるといいます。「関節リウマチ」などの自己免疫系の病気、「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」といったアレルギー系の病気、その他「咽頭神経症」「パニック障害」なんかも同様に脳が過敏になっていることが原因があります。これらにかかる患者は、甘いものが大好きで砂糖をたくさん摂取していることと歩かないことが共通しているそうです。

全体的に言えることですが、今薬を摂取している場合は、すぐに辞める訳にはいかない場合がほとんどだと思いますので、歩くことを増やして、薬はあくまで一時的なものと位置づけ、段階的に薬を減らしていくことが病気を根本的に治すことに繋がります。

健康に歩く方法

健康に歩く環境
どこで運動するか

ウォーキングはお金がかかりません。
かかるとすれば、靴代とか、荷物が邪魔なときに入れておくためのコインロッカー代くらいでしょうか。スポーツジム、トレーニングジムの費用と比べたらかなりの格安です。
特にマンツーマントレーニングが特長であるライザップのようなところでは、とにかくお金がかかります。ジムのメリットも大いにあるでしょうが、健康や幸福感など今欲しいものを得るために、果たしてコスパはよいものでしょうか。

ちなみに、スポーツジムなどでマシンを使ってトレーニングするのはよいのですが、モニターやイヤホンでテレビを見聞きしながらだと、セロトニンの分泌は減ってしまうということです。
聴くのであればヒーリングミュージックのようなBGM程度にし、歩くことに集中し、瞑想状態と同じような境地に入る方がよいでしょう。

自分にあった靴とは

歩くのに道具はいりませんが、唯一欠かせないのが靴です。
まず選ぶポイントは靴底の部分にあります。
着地のときの衝撃を吸収してくれるものがよいため、かかとの部分のクッション性を高めてあるウォーキングシューズがよいでしょう。

次に、自分の足にあった形のものを選びます。
日本のメーカーのものは、日本人の足に研究されているため合っているよいでしょう。
そして十分に試し履きをして、違和感がないかチェックしましょう。

そして最後には思わず歩きたくなる靴を選びましょう。メーカーやデザインなどこだわりがあるかもしれませんのでテンションの上がる靴を選ぶとよいでしょう。

健康になる歩き方
正しい立ち方

体に余計な負担がかからない正しい立ち方があります。

  • あごを軽く引く
  • 肩は丸めず胸を少し開く
  • 背中や腰は反らさずに猫背にもならないようにする
  • お腹は前に突き出さない
  • 左右の足に均等に体重がかかるようにする

これらのことを踏まえ、ランニングコーチやマラソン解説者として人気の金哲彦さんは、正しい立ち方を作るには、以下の3点を意識すればよいと指摘しています。

  1. 「丹田」(おへその少し下あたり)を意識する
  2. 少し胸を開いて、「肩甲骨」(背中側の肩の下にある逆三角形の骨)を寄せる
  3. 「骨盤」(腰周辺の骨)を少し前傾させる

頭のてっぺんを天から糸で引っ張られているようなイメージを意識するのもよいでしょう。

気をつけるべき歩き方

足だけでなく上半身も使って全身で歩くことが大事です。

腕を振って歩くほうがよいということは割と知られていますが、効果のある振り方ができていない人が多いそうです。
腕を前に振るだけでなく、肘をどれだけ後ろに引けているかがポイントです。

以下は、その他気をつけたほうがよいポイントとその理由を一覧にしたものです。

頭を含め、すべて全身運動につながる理由であることがわかります。

気持ちよく歩くために

最近では全く手ぶらで外を歩くことがなくなってきました。
カバンを持ち歩くことはもちろんのことで、近頃ではノートパソコンやタブレットなどそれなりに重い電子機器を持ち歩く人も増えています。
通勤で歩数は割とある人でも、気持ちよく、効率よくウォーキングができているとは限りません。

しかし気持ちよく歩こうと思ったら、やっぱり手ぶらが一番です。
荷物があると肘を後ろに引いて肩甲骨を動かす歩き方ができません。
その場合、一番よいのはコインロッカーを活用することです。
荷物を預けてすっきり歩くことに集中することができます。
ただし帰宅の際、1駅手前で降りて歩こうというケースには使えない方法です。
その場合にはリュックサック型のカバンにして両手が自由に使えるようにすることです。

歩くのはいつ?どこをどのくらい?どうやって?

いつどこをどのくらい歩くかはよく聞かれる質問です。
しかし、端的に言えば、その人にあった形でできる範囲で多めに歩けばよいということになります。
「皇居の周りを毎日歩きましょう」とか特別なウォーキングを毎日しましょうということではありません。
毎日の生活の中の一部を歩きに変える、歩きを組み込むイメージです。

自分の身の回りの町や駅をフィットネスクラブに変えて、毎日の空間がフィットネスセンターにしようということです。

自転車ではダメでしょうか?ジョギングではダメでしょうか?という疑問も出てくると思います。それには、まったく体を動かさないよりはもちろんよいですが、運動の質が異なると言います。
歩くことは全身運動であることに対し、自転車は下半身の運動が主になります。

では、走ることとの違いは何でしょう。
それは、着地するときの負荷です。
走る場合は片足に体重の約3倍ほどの負荷がかかるため、膝を痛めやすくなってしまいます。
また走ることには、年齢や持病の有無にもよりますが、突然死や不整脈、狭心症などのリスクが出てきます。

ただ歩くだけでは強度的に物足りないと感じる場合は、走るのではなく少しスピードを上げるとか、踊りながら歩くとか工夫するとよさそうです。


まとめ

この本は2015年に世に出ましたが、8年経った2023年12月に文庫版として販売されています。
そのあとがきの中で次のことが付け加えられています。
「慢性疲労症候群」における「歩行」は禁忌だということです。

慢性疲労症候群の病態は、全身倦怠感が強いだけでなく、少し動くとその後、数日動けなくなるといいます。したがって本書で語っている「なるべく無理してでも歩く」ということは当てはまらなくなりました。病気の9割はの残り1割はこういうところに当てはまります。

しかしながら、歩くことで治る病気の例で挙げられていたとおり、多くの病気は歩くことで治る理由が示せていることが分かりました。
そして歩くことは頭が良くなることにもつながります。

ひとつには、脳に届く酸素の量を増やせるということです。
歩くという有酸素運動をすることで、最大酸素摂取量を増やすことができます。脳に行き届く酸素を増やすことで、脳の衰えを緩やかにすることができるのです。

もうひとつは、血流をよくできるということです。
歩くことで「第二の心臓」とよばれるふくらはぎの筋肉を収縮させて血液の循環をよくすることができます。

さらには神経を伝って脳を直接刺激することにもつながります。
手や足、目や耳は、得た情報を脳に伝え、脳の司令を受けて動く、脳の出先機関です。
手足を使うと、脳内の神経細胞も刺激されて、「シナプス」と呼ばれるつなぎ目が伸びて別の神経細胞につながり、新しい回路が作られます。

本書の帯にも「歩行は、脳を変えて人生を変える」とありましたが、歩くことは、病気を治すというマイナスをなくすだけでなく、頭を良くして、健康でいきいきと暮らせるようにするプラスにも転じ、人生を豊かにするということが分かる一冊ではないでしょうか。

歩くことは、あらゆる病気を治す理由になっており、脳を変えて人生を豊かにする

【内容情報】
ベストセラー本の町医者が、簡単、ただで出来る、医者知らずの『とっておきの健康法』を初めて著す!医者として多くの患者を診療しながら、多くの人気本を著している長尾和宏先生の新しいテーマ『歩くこと』による健康法。平穏死という言葉をはやらせ、死を見つめたテーマ、ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼなどのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというテーマへ。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の立場から科学的に証明。実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。 歩行が人生を変える29の理由をわかりやすく説明する本。
現代病の大半は、歩かないことが原因。糖尿病人口は、950万人に。 高血圧人口は、4千万人に。高脂血症人口は、2千万人に。 認知症人口は460万人、予備軍も加えると900万人に。そして、毎年100万人が新たにがんにかかり、年間で37万人が、がんで命を落としている・・その大半は、歩かなくなったことが原因。

【著者情報】
長尾 和宏 (ナガオカズヒロ)
1958年香川県生まれ。1984年東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。1995年長尾クリニック開業。医療法人社団裕和会理事長、長尾クリニック院長。医学博士、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本内科学会認定医、日本在宅医学会専門医、労働衛生コンサルタント。日本ホスピス在宅ケア研究会理事、日本慢性期医療協会理事、日本尊厳死協会副理事長、全国在宅療養支援診療所連絡会理事、エンドオブライフ・ケア協会理事。関西国際大学客員教授、東京医科大学客員教授(高齢総合医学講座)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

病気の9割は歩くだけで治る! 内容紹介より

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