サードドア: 精神的資産のふやし方
書籍「サードドア: 精神的資産のふやし方」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。
5つのステップ
- 行列から飛び出せ
- 天井を見つめて
- プライス・イズ・ライト
- 収納部屋
- 裏道を駆ける
- スピルバーグ・ゲーム
- トイレにかがんで
- チー・タイム
- 秘めた力
- インサイドマンを探せ
- 夢のメンター
- エリオットの秘密
- チャンスをつかむ
- 実力以上の仕事をやれ
- これがビジネスだ
- 一足飛びの人生
- やらないことリスト
- まねじゃあ勝てない
- 1日CEO
- カレッジ・ドロップアウト
- ぬかるみを歩く
- ハレルヤ!
- グランパ・ウォーレン
- モーテル6
- カエルにキスをしろ
- 株主総会
- ミスター・キーング!
- 最後のチャンス
- サードドアを開けて
- 聖杯1
- 聖杯2
- サードドア
- 成功を考える
- 生涯見習い
- 偏見と葛藤
- 闇を光に変える
- 死に向き合って
- 僕は詐欺師?
- 最高の贈り物
- レディー・ガガ
ポイント
著者のアレックス・バナヤンと、2ちゃんねるとニコニコ動画の創設者のひろゆき氏が対談したことでも有名になった本です。また実業家で知られるけんすう氏もサードドアを使ってきたという人のひとりです。
まずはその「サードドア」の意味、位置づけについてです。
ファーストドア:正面入り口。長い行列になる一般的な入り口で99%がここに並びます。
つまりここに並んだ人は大多数の中のひとりに過ぎないということです。
セカンドドア:VIP専用入り口。既に知名度やお金など資産がある人、億万長者、セレブ、名家に生まれた人などだけが利用できます。
サードドア:裏口。人生における抜け道で、これを見つけることが成功の鍵だといいます。
成功者はいきなり成功した訳ではないのに、成功の最初の一歩は自叙本などでもあまり語られることのない部分だということで、著者は、彼らの人生の始まりにあるだろう共通のカギを見つけて本にすべくインタビューをするために行列を飛び出します。
以下ではそうそうたる面々のインタビュー回答や著者自身のストーリーから特に知るべきポイントを挙げたいと思います。
目標に近づける方法を考えに考える
サードドア候補がまずどこにあるかを考えなければなりません。
99%の人が並ぶ以外の道を考えて、行動に移す必要があります。
著者は紹介に繋がるインサイドマンを探しました。ラリー・キングはとにかく放送局の扉を叩きました。
そのアクションのためには、目標を達成したいと強く願って、人の教えを乞うことが必要です。
社会からやれと言われたこと、常識と思っていることも、立ち止まって自分できちんと考えることが大切です。
失敗を失敗とせず継続する
貫き通して継続したことは必ず無駄になりません。
著者はインタビューしたい人へコンタクトし続けました。
ラッパーのピットブルはひたすらライムを書いて書いて書きまくりました。
失敗を恐れず、失敗を失敗とせず、自分を疑うことなく、継続すればチャンスは必ず訪れると言います。
多くの人は失敗に敗北して去っていきますが、その失敗を大事にすれば、失敗はそこから学べる最高の贈り物になります。
まとめ
サブタイトルに精神的資産とあります。
成功の最初の一歩になる力はこの精神的な面でのはじめの加速と、維持できることにあると思います。
上で触れたとおり、目標があって、情熱が十分にあれば、サードドアも見えてきやすいのだと思います。
そして、知識、知恵だけでなく、人脈を通じて大きくチャンスを引き寄せるのだと思います。
また、失敗にくじけず、失敗を失敗とせず、その情熱を維持してアクションを継続できれば、必ず成功を引き寄せられるのだと思います。
その最初にあった目標、情熱、思考、行動、失敗など積み重ねられたものが精神的資産なのだと思います。
実際、著者は7年かけて数百人の中の数人のインタビューで成功しているのですから、チャレンジと継続の賜物だということが分かりますね。
「あなたはどうやってキャリアを踏み出したのか――」
サードドア: 精神的資産のふやし方 内容紹介より
18歳の大学生が、ビル・ゲイツ、レディー・ガガ、スピルバーグなど、米国各界の著名人に次々と突撃インタビュー!いつだって、そこにある「成功への抜け道」何者でもない自分の、何者かになる物語。
★セレブ珠玉の名言が満載! 20歳のときに知っておきたい「連敗の必勝法」
★自分の小さな殻を破りたい人のための、「第1歩の踏み出し方」ビル・ゲイツ、マヤ・アンジェロウ、スティーブ・ウォズニアック、ジェシカ・アルバ、クインシー・ジョーンズ、ジェーン・グドール、ラリー・キングなど、そうそうたる面々にインタビューをした著者は、彼らの人生の始まりには、共通のカギがあることに気づく。彼らはみな、サードドアをくぐりぬけて成功を収めたのだ。
【サードドアとは】
人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。つねに3つの入り口が用意されている。
ファーストドア:正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。
セカンドドア:VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。
それから、いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドアがある。サードドアだ。
行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に─―必ずある。ビル・ゲイツが初めてソフトウェアを販売できたのも、スティーヴン・スピルバーグがハリウッドで史上最年少の監督になれたのも、……みんな、サードドアをこじ開けたからなんだ。