【究極の要約】「1分間マネージャー」から分かる一番大事なこと
スポンサーリンク

1分間マネジャー - 何を示し、どう褒め、どう叱るか!

書籍「1分間マネージャー」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。

良いリーダーは、常に褒めどころを探してよく褒め、愛で叱り、考えさせ自立心を育てられる

1分間マネージャーになる3つの秘訣

  1. 1分間目標設定
  2. 1分間称賛法
  3. 1分間叱責(修正)法

ポイント

はじめに、本書は仕事において早速実践できるような内容が書かれています。
サブタイトル「何を示し、どう褒め、どう叱るか!」にあるとおり、目標、称賛、叱責の3つの秘訣について本書では触れられています。

以下はその3つの秘訣について紹介されている重要なポイントです。

1分間目標設定
  • なすべきことを説明し、部下の目標に対し両者で同意する
  • パレートの法則(80:20のルール)に従い、(重要な成果の80%を生み出すための)20%に絞って目標設定する
  • 目標を達成するための良い「行動」とはどういうものかを教える
  • 目標は1つずつ、250語(英語で)以内で1枚の紙に書く(1分間で見返せる量)
  • 目標は何回でも読み直す
  • 1日のうちで時々1分間使って部下の目標達成度合いを確認する
  • 部下の行動が目標と合致しているかどうか確認する

問題に対する解決のための目標も含め、部下本人に考えさせコミットさせることが最も重要です。
その問題は的を射ているのか、その方法や手順で本当に解決するのか、本人が気付いて解決できる自立心を持たせられるかが大切なことです。

1分間称賛法
  • 部下が何か成果を上げたらその場ですぐに褒める
  • うまくやった事柄を具体的に話す
  • うまくやったのを見て、上司としてどんなにいい気分になったか、それが組織や同僚にいかに役立つかを伝える
  • 沈黙の時間を置き、いかに気分がいいかを部下本人にも感じさせる
  • 握手をしたり、触れたりして、組織の中で部下が成功することを援助していることをはっきり知らせる

マネージャーは部下の身近で見守るという役割がとても重要です。それは決してあら探しをするのではなく、部下がうまくやっているところを見つけるためです。
小さなことでも称賛の積み重ねが成長につながります。些細な事例を見逃さないためにも寄り添っていることがとても大事です。

1分間叱責(修正)法
  • 部下の仕事ぶりに対し、指摘することがあることを前もってはっきり知らせる
  • 間違った点はただちに叱る(間違いを溜め込んで吐き出さない)
  • 何が間違っているかを具体的に知らせる
  • 部下の性格ではなく、事実に対するフィードバックを与える
  • 間違いを見て、自分がどう感じたかを部下に話す
  • 沈黙の数秒間を置き、話の内容を深く部下に味わわせる
  • この状況は別として、本心から部下の味方であり、好意を持っていることを伝える
  • 叱責は1分で終わらせ、叱責が終わったら、これですべておしまいということをよく確認する

叱責も前半は事実に対する指摘、叱責に注力し、後半は励まし、称賛につなげて終わると良いと言います。
後半は具体的にどのようにアフターフォローするのか悩むところかもしれませんが、称賛の裏返しで、「叱るのは深い関心を持っているから」「同じミスを繰り返して欲しくない」「あなたは有能であることを知っているからできると信じている」ということが素直に伝われば良いのではないでしょうか。

まとめ

本書でものすごくシンプルにまとまっています。
またマネージャーが部下を動かすためのテクニックではなく、部下の自立を促すための本質的なところに触れています。
原書は1981年に出たもので、事例は少し古臭さはあるかもしれませんが、本質的な点では変わらず今でも読みつがれる名著となっています。

実践しやすくまとまっていると思いますので、マネージャーという肩書きにとどまらず、部下を持った先輩や親という立場でも教訓にできる点があるのではないでしょうか。

良いリーダーは、常に褒めどころを探してよく褒め、愛で叱り、考えさ自立心を育てられる

【内容情報】
そんなにお手間はとらせません。1時間もあれば十分。そしてすぐに実行できる1分間の秘訣が3つ。効き目が持続する管理の極意。教える。ほめる。叱る。リーダーの仕事はたったこれだけ!マネジャー革命に火を点けた世界のロング&ベストセラー。

1分間マネージャー - 何を示し、どう褒め、どう叱るか! 内容紹介より
スポンサーリンク
スマホアプリあります
LP

iOS/Android スマートフォンアプリあります。
アプリ紹介ページはこちら

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事