「原因」と「結果」の法則
書籍「原因と結果の法則」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。
7つの章
- 思いと人格
- 思いと環境
- 思いと健康
- 思いと目標
- 思いと成功
- ビジョン
- 穏やかな心
ポイント
はじめに、本書紹介にもあるとおり、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちがこの本に影響を受け、元にしたと言われています。
シリーズ化されていたり、コミック版として漫画化されたものも出ており、鏡の法則として表現されているものもあります。
以下は本文の中で重要なコンセプトとして紹介されているポイントです。
わたしたちの人生は「原因」と「結果」の法則に基づいて創られている
人格や環境、成功といった外側にあらわれる「結果」は、すべて内側にある「原因」によってつくられているというのが「原因と結果の法則」であり、この法則は「つねに絶対であり、ゆらぐことがない」と著者は言います。逆に言えば、わたしたちは「思い方」次第で環境や運命を変えられるということです。良い考え方をし、良い人格をつくり、良い環境の設計者となることで、良い環境をつくることができるでしょう。
目標達成に必要なのは信念
人間を目標に向かわせるパワーは「自分はそれを達成できる」と思える「信念」から生まれると言います。
成功するには犠牲が伴うとも著者は言います。自分の欲望にかなりの部分を犠牲にしなくてはなりません。しかし欲望よりも強い信念があれば、問題にならないはずです。
自分の思いが、「目標」と自分はできるという「勇敢」に結びついたとき、創造のパワーが発揮されます。自分にとって本当に大切なもの以外は削ぎ落とし、このパワーがあれば、欲望や感情に流されることなく、実行に移していくことができるでしょう。
穏やかな心でいること
「原因と結果の法則」を知ると、最終的に「穏やかな心」でいることが重要だということが分かり、自然と穏やかな心でいられるようになります。
それは、「自分が思いによって創られれた存在であること」を理解できると、あらゆる現象を正しく眺められるようになるからです。
不平不満、苛立ち、悩み、悲しむことをやめ、落ち着き、安定し、穏やかな心を保てるようになります。つまり、「成熟した人格」を手に入れることができるのです。
さらに穏やかになればなるほど、自分自身を正しくコントロールできようになり、自分自身を相手や環境に順応でき、より大きな成功、繁栄、影響力、権威を手にすることができるとのことです。
まとめ
著者は最後に「自己コントロール」を強さ。「正しい思い」は熟練技能。「穏やかさ」はパワーと表現しており、すべて「自分次第」で身につけることができると言います。
「原因」と「結果」の法則に気付き、信念に基づき、自分が環境と運命の設計者であり、思い次第で結果を変えられることに気付いて、穏やかさを持ち、行動できれば、自然と自己をコントロールでき正しい思いで成功へ向かうことができるということです。
【内容情報】
「原因」と「結果」の法則 内容紹介より
ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちがもっとも影響を受けた伝説のバイブル。聖書に次いで一世紀以上もの間多くの人々に読まれつづけている驚異的なベストセラー。
【著者情報】
ジェームズ・アレン
1864〜1912年。イングランド生まれ。経営アシスタントを経て作家に。著書「考えるヒント生きるヒント」は自己啓発作家たちに強い影響を及ぼした。