超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由
書籍「超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。
筋トレの必要性が分かる8つの章
- 「死にたくなったら筋トレ」が真実である理由
- 筋トレは最強のアンチエイジングである
- モテたかったら筋トレしかない
- 仕事ができる人はなぜ筋トレしているのか
- ダイエッターこそ筋トレすべき本当の理由
- 長生きしたけりゃ筋トレをしなさい
- 筋トレに関する誤解と偏見を解消する
- 自信がない人は筋トレをしろ
ポイント
著書のテストステロン(Testosterone)の処女作である「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」は、累計発行部数14万部を超えるベストセラーとなりました。
本書は前作の続編として作られた本です。
違いは科学的な裏付けが理論的に付け加えられ、なぜ筋トレをするべきなのかという部分を分かりやすく表現していた内容になっている点です。
理論的な部分については、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士課程で最新のスポーツ科学を研究し、日本代表選手をはじめとするトップアスリートへトレーナーとして指導もしている久保孝史が担当しています。
メンタルヘルス向上
筋トレがメンタルヘルスにもたらす効果
メンタルヘルスに悪影響を与える可能性が高い以下のような症状についてポジティブに働かせることができます。
- 焦燥感
- 不安感
- 慢性疼痛:長期間(概ね3か月程度)痛みが持続する状態
- 認知機能
- 睡眠の質の低下
- 自尊心の低下
メカニズム
学説が固まっているわけはありませんが、筋トレをすることによって分泌される以下が関与している可能性が高いと言われています。
ホルモン | 効果 |
---|---|
テストステロン | 骨や筋肉の強度を維持 動脈硬化やメタボリックシンドロームの予防 やる気や闘争心の向上 など |
セロトニン | 心を落ち着かせる・安定させる 脳を最適な覚醒状態にする 痛みの調整をする など |
ドーパミン βエンドルフィン ノルアドレナリン | 多幸感や気分の高揚、興奮 など |
- 定時に就寝起床
- 7時間睡眠
- 起床後太陽光を浴びる
- 1日3食定時に食べる
- 就寝2時間前から強い光、スマホ、PC禁止
- 運動(筋トレ)
- 話す
アンチエイジング
筋トレがアンチエイジングにもたらす効果
以下のような老化防止に効果があると言います。
- 筋量・筋力の低下防止
- 骨量の低下防止
- 美肌効果
- 認知機能(記憶力)の維持向上
メカニズム
加齢による疾患として社会問題になりつつあるのがサルコペニアです。サルコペニアとは、加齢に伴う筋量や筋力の減少のことです。高齢者の転倒などの骨折や関節疾患から寝たきりになるのも、これが関係しています。要介護になる理由の約30%は、筋肉や関節、骨といった「運動器の機能低下」からと言います。
人生における筋肉の量と強度は、30歳頃をピークに減少していくと言われています。その下がり幅には個人差がありますが、その下がる一方の折れ線グラフを少しでも平らにしたいのが多くの人の願いだと思います。
下がる一方と言いましたが、人によっては筋量、筋力を超えることもあるそうです。
また筋トレは、筋量、筋力以外に骨への効果も言われています。
骨量も加齢に伴って低下するため、骨粗しょう症などになりやすいと言われます。特に女性は閉経前後に骨形成を促すエストロゲン(いわゆる女性ホルモン)の分泌量が低下します。
これが筋トレをすることでスクレロスチンという骨形成を阻害するタンパク質を減少させ、骨形成を促すIGF-1(インスリン様成長因子)の分泌量を増加させることが明らかになりました。
その他肌のターンオーバー(生まれ変わり)が正常になり美肌にも良いという話も出ています。
身体的な部分だけでなく、様々な研究により、筋トレを行った後に高齢者の記憶力が向上することも報告されており、認知機能に対する効果が高いことが明らかになっています。
仕事へのメリット
一流は朝型で運動習慣を持っている
アメリカでは、太っている人は自制心が弱く自己管理すらできないと雇用されにくい一方で、マッチョは真逆の評価を受けると言います。それは以下の証明になるため雇用されやすいと言います。
- 自制心が強い
- 自己管理能力が高い
- タイムマネジメント能力が高い
- 栄養学に強く健康で丈夫
- 運動が生活の一部のためストレスに強い
特に日本人の場合は海外で「華奢で弱々しく頼りない」という印象があるため、日本人でマッチョの場合、海外でものすごく評価を受けると言います。
元アメリカ大統領のバラク・オバマは、週6回、朝7時から45分間、筋トレと有酸素運動を組み合わせたワークアウトを行ったり、激務の合間を縫ってバスケットボールをしていたことを明かしました。
Facebookのマーク・ザッカーバーグやアップルのティム・クックも同じく、一流のビジネスパーソン、エグゼグティブには朝型で、運動習慣を持っている人が多いのが事実です。
時間についてはパフォーマンスを発揮できる時間が人の体内時計によって異なるため、必ず朝型がよいわけではありませんが、大事なのは運動習慣を持っているということです。
なぜ世界のエリートたちはそのような運動習慣を持つのでしょうか。
それは、地位や名声、お金がいくらあっても健康を失ってしまえば元も子もないことを知っているからです。
ハーバードメディカルスクールの研究では、定期的なエクササイズは記憶力、集中力、頭脳明晰さに関わりの深い化学物質の分泌を助けることが証明されているといいます。
1日の中でも生産性が4時間は増えると語る人もいます。
人生へのメリット
自信がつく
本書では、上記で触れた以外にも、筋トレのメリットが挙げられています。
- 異性にモテる
- ダイエットになる
- 長生きできる
狙った場所を鍛えることで理想の体型を作ることもできますし、有酸素運動と組み合わせることで、体脂肪率や体脂肪量を減らしウエストを引き締められることは想像できるかと思います。
体重を減らすことだけで言えば有酸素運動が効果的ですが、健康的に美しく体重を減らすには有酸素運動と筋トレの組み合わせが最高です。
そしてアンチエイジングでも触れたとおり、筋トレは骨量の減少を抑え、骨密度を増加させる効果もあります。週に2回以上筋トレをしている人は、そうでない人よりもガンに関連する死亡率が約30%低いことも明らかになっています。また、肥満の解消は言うまでもなく、糖尿病の予防できる可能性まで示唆されているといいます。
しかし何より効果が大きいのが、筋トレをすることで自信がつくということです。
自尊心が高くなることは、異性にアプローチする自信にもなり、モテることにもつながります。
生活をする上で、多少のことではびくともしないメンタルを持つことができます。
著者の名言がここにあります。
日々変わる体型体重、身体能力の向上などが視覚や数字で確認でき、成長を如実に感じることができると、他者承認から自己承認に切り替わり、他人にどう見られるかを気にして不幸になることがなくなるといいます。
まとめ
結論として、筋トレこそがすべての悩みを解決すると言っています。
アンチエイジングなど身体的な健康をもたらすだけでなく、自信がつき、メンタルヘルスにも効果があり、挑戦や成長などポジティブな力にもなります。
本書には、筋トレに取り組むことによって実際に人生を切り開いた人たちの実話をもとにしたルポ漫画が含まれます。摂食障害やうつ病、人間関係に挫折した女性の例もあり、多くの人の影響をおよぼし慕われている一冊です。
【内容情報】
学べる!笑える!泣ける!筋肉がつく! 筋トレ系自己啓発書の最高峰 13万部突破のベストセラー「筋トレが最強のソリューションである」が超パワーアップ!健康 ダイエット メンタルヘルスアンチエイジング 仕事力UP…etc筋トレ=最強のソリューションを最新の科学的エビデンスで実証します!筋トレの力で自分に課されたハードルを飛び越え、人生を切り開いた6人の完全実話ルポ漫画も収録!【著者情報】
Testosterone
1988年生まれ。学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近いダイエットに成功する。大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロ選手と生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学ぶ。現在はとあるアジアの大都市で社長として働きつつ、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークとしている久保孝史
超 筋トレが最強のソリューションである 内容紹介より
1990年生まれの27歳。大学施設のトレーナー、ラグビー部のS&Cコーチを経て、現在は都内の大学バスケットボール部S&Cコーチ。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程に在学中。保有資格はスポーツ科学修士、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)