
人生の悩みの1つのTravelから大切なことを考察
Travel :旅行(移動・変化)
人生における主な7つの悩みがあります。
今何か悩みを抱えているとすれば、その7つの中のどれかに当てはまることでしょう。
THE SCAM
- Travel :旅行(移動・変化)
- Health:健康
- Education:教育・教養
- Sex:恋愛・結婚
- Career:仕事・キャリア
- Ambition:夢・野望
- Money:お金
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Travel
旅行や、変化を伴う移動や引っ越しなどに言えます。
人生で悩む7つの理由から分かる大事なこと
例えば、海外旅行で異文化に触れる、進学や就職で地元を離れるなど、今あるテリトリーから外れることに対する不安からの悩みが多いのではないでしょうか。
悩みの例
旅行をはじめとした移動や変化に伴う悩み、ストレスにはどのようなものがあるでしょうか。
単純に旅行であれば、新しい土地に踏み入れる不安、海外の言語や文化、治安などへの心配などがあるでしょう。
変化という点で言うと、学生であれば、進級・進学、入学・卒業などありますが、小さなものも含めると、クラス替えや席替え、校外学習や修学旅行などもあるでしょう。その中には、友人との別れや、生活習慣の変化や、新しい環境への不安が含まれているのではないでしょうか。
社会人であれば、就職、異動、転勤、海外出張や長期出張、単身赴任、派遣や出向、転職や引越しなどありますが、学生と同様にその中には、周りの人の変化や、ライフスタイルの変化、環境の変化への不安が含まれているのではないでしょうか。
それ以外にも、親や家族の離婚や死別、ひとり暮らし、寮やシェアルームなど環境を変える要素はあります。
また変化への不安や怖れとは逆に、海外旅行に行きたい、留学やワーキングホリデーに行きたいという希望に対する悩みもあるでしょう。
新しい土地や新しい環境にいたいと常に変化を望むのに対して、それを阻害することに悩むこともあるでしょう。
新しい環境への不安
いくつかの悩みの中で、多くの悩みに関係する新しい環境への変化について取り上げたいと思います。
なぜ新しい環境を恐れるのか
人が新しい環境、慣れない環境に不安を感じるのには理由があります。
それは、人は「未知」を恐れるからです。
見たことも聞いたこともない、経験もしたことがなく分からないという状態が、多くの人には恐怖です。
例えば、向かう道の先から人がこちらに「逃げろー」と叫んで走ってきたとしても、その先にあるものが何なのか一度確認したくなります。それは、何から逃げるべきなのか知っておきたいという、未知への不安の解消をしたい欲求からきています。
そして、今までの人間関係やライフスタイルがなくなるという感情もあります。
ある意味で、居心地の良かった場所が荒らされたり奪われるような被害意識にも取れます。
せっかく築いた人間関係や安定した上下関係がリセットされ、改めてコミュニケーションをとって、信頼を得ながら人間関係を構築しなければならないというのは、想像以上に負担に感じます。
新しい環境を受け入れるための心得
今までの居心地がよかったと感じた環境もはじめはどうだったのでしょう。
そして、今の状態は本当にベストなのでしょうか?
今の環境は、瓶の中に入ったいくつかのビー玉がぐるぐるかき混ぜられて落ち着いた状態のように、自分が本当に居たかった場所ではないけど安定してしまった可能性があります。
今の環境を手放すことに躊躇うのは当然ですが、次の環境はもっと良い可能性だってあります。
自分で良くすることだってできるはずです。
その上で、注意したいポイントがあります。
以前と同等の環境を求めない
気を付けたいのは、以前の居心地良かった状態が、理想の状態ではなかったけど安定していた状態だった場合には、それを取り戻すような行動を取るべきではないということです。
新しい環境で、以前の環境と比較をすることはあると思います。
そこで、「前の先生だったらこうだったのに」とか「前の職場ではこうだったのに」とか、以前と異なる部分があると、ネガティブに捉えてしまう恐れがあります。
私は慣れている途中だ
新しい環境で、慣れるまで時間がかかる場合や、少しつまずいてしまった場合、「やっぱり前の環境の方がよかった」と嘆く前に、魔法の言葉を自分にかけてあげましょう。
新しい環境に入ったばかりで、この状態が最終形だとは自分でも思っていないはずです。
ですから、起こることすべてに「私は○○に適応中だ」とか「私は○○を自分の場所に変換中だ」とか、慣れる過程にいると認識することが重要です。
慣れるプロセスの中にいるだけで、ここから良い状態に変わっていくと自分に声をかけてあげましょう。
情報を得て疑似経験しておく
どうしても新しい環境に踏み入れる前段階で、大きな恐怖に襲われる場合は、情報を得ることも良いでしょう。今では検索すれば様々な情報が得られます。
より自分に近いモデルを見つけて、同じような状況だったり、同じような環境に向かう例を参考にして、疑似経験すると良いでしょう。
ただし、情報にはポジティブな情報もネガティブな情報もあります。
それらの情報の捉え方も人によって異なり、向き不向きもあります。
例えば、就職する場合に、SNSでブラック企業の悲惨な内容を見て恐怖が増してしまう可能性があります。
ポジティブなSNSの例でも、福利厚生がすごく良い大企業に入社して浮かれている人と比較して、現実をつきつけられる可能性だってあります。
そんなときには、何が本当に良い場所なのかを思い出すようにしてください。
自分の仕事や自分の力が発揮できる場所に注目するなど、あくまで自分中心で考えることです。
情報を得ているうちに、色んな方向に目的を散らされることのないよう注意しましょう。
まとめ
新しい環境に対する不安が出てくるのは当然です。
入学した学生や、新入社員の同期なんかは、みんな同じ境遇ですので、悩みを共有したり、相談したりしやすいかもしれません。
自分だけで悩まずに、周りの生の声を情報として得るほうが早いかもしれません。
そして、新しい環境に何かを求めるのではなく、新しい環境で自分を輝かせるという目線でいることが、もっともストレスなく過ごすための術でもあります。
人とのコミュニケーションでも、他人に何かを期待するからストレスが貯まるのであって、他人に期待するのをやめることで自分らしく生きられると言います。
(「小さいことにくよくよするな!」から分かる一番大事なことより)
人と関わるネガティブなことや、自分を過剰に評価するようなことが何もなければ、どれだけ負担がないことでしょうか。
「小さいことにくよくよするな!」から分かる一番大事なこと
人に期待せず、人のせいにするのをやめて、自分はもっとできるとか、こうあるべきだという縛り付けることもしなければ、くよくよする要素はなくなっていくはずです。
すると途端にポジティブなことにしか目が向かなくなるでしょう。
新しい環境で自分を輝かせるためには、何ができるか、何をしたいかとワクワクを感じることがもっとも大切ではないでしょうか。