成功者のようにうまくいかないと思うときに気付くべき一番大事なこと
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成功者の助言は、成功者自身の正解ルート

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大事なことは以下のとおり。

正解は存在しない。結果的に正解だったと信じられるのは自分だけである。

ポイント

成功者への信頼

子供の頃は、
学校の教科として学ぶことにはすべて正解があり、
大人が選択することはすべて正解だと感じられるものです。
しかし、大人になってみると、
正解のない課題や問題に立ち向かう機会が結構多いことに気付きます。

それでもいくつかの選択肢の中に正解ルートがあると思い、
成功者のセミナーを聞いて、習慣や行動を真似たり、
成功の法則と謳われたおすすめの本を読んで、考え方を改めたりすることがあります。

今自分がうまくいっていないのは、習慣や行動の質が低いからだ。と考えて、
もっと高めようとやっけになって頑張る人もいれば、どうせ持って生まれたものが違うのだと挫折してしまう人もいます。

成功者の正解ルートは成功者だけのルート

確かに先駆者の知恵や経験は貴重なものです。
語られる事実や知識というものはそのとおりなのでしょう。
しかし果たして尊敬する成功者の助言は今の自分にぴったり当てはまるのでしょうか
当然ながら仕事をする上で、上司や先輩のアドバイスは重要です。
工事現場に配属された新人は、先輩から正しい知識を得なければ仕事になりません。
今の自分の状況を踏まえた上での適切な助言は当てはまりますが、
成功者が万人に向けた言葉とでは差が出ます

例えば心理学者アドラーの思想をまとめて大ヒットした「嫌われる勇気」という本があります。
このタイトルだけが切り取られて誤った解釈をする人がいます。
部下と円滑に仕事ができていた上司が、
わざわざ嫌われても良いから今まで見逃していたちょっとした不満に対して叱るようになって
部下との間に亀裂ができたとか、
正解を求めるが故に、本来の考えとは異なった行動につながってしまいます。

ちなみに「嫌われる勇気」は、
こんなことしたら(言ったら)嫌われるかもと考え悩んでいる人がたくさんいるという前提があった上で、
気持ちを楽にさせてくれる意図が含まれるタイトルなのだと思います。

成功者が正解ルートと語る成功談は、ある段階で、その人が後に正解だったと思えるルートと言えます。
あたかも成功を確信した積み重ねとマインドがあったように見えますが、時と場所、社会情勢とタイミングがあっただけの可能性もあるのです。
ですから、わたしたちがそれにより今後の行動の選択肢が減らされる必要は全くもってありません。

それが分かった上で、
数ある人生の分岐点に対し、
自分なりの正解に向かって選択していくのか、
もしくは失敗を避けて選択していったら結局正解だったのか、
結果を見たときに、自分が正解だったと思える道が「正解」なのではないでしょうか。

追記

2ちゃんねるとニコニコ動画の創設者のひろゆき氏が、2020年11月に出した著書『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』でも一部同様の意見が書かれていました。

一方で僕のように、”たまたま”マーケットのあるところにいたから。
という理由だけで成功者の一人に数えられてしまうケースもたくさんある。
最初はなんか分からない事をやっているな、程度に思われつつ、本人も大した目的意識があったわけでもないのに、ある時から大きなマーケットが突然誕生し、社会が一気にその成果物を受け入れるようになることがある。
すると、自分のような人間でも高い下駄を履かせてもらえる。

叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」より

IT業界がちょうど成長期で、マインドは置いておいて、早く行動に出た人が、勝手にマーケットの広がりに乗れた可能性があるのです。そのように成功者は、あたかも自分に能力があったかのように後付の理由を口にしているだけだという言い方をしています。


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