【究極の要約】「ビジョナリー・カンパニー」から分かる一番大事なこと
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ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

書籍「ビジョナリー・カンパニー」で学べる一番大事なことは、一言でいうと以下の1文です。

時代を超え存続できる会社は、命を吹き込まれた基本理念と誰でもそれを共感できる仕組みがある

10の章

  1. 最高のなかの最高
  2. 時を告げるのではなく、時計をつくる
  3. 利益を超えて
  4. 基本理念を維持し、進歩を促す
  5. 社運を賭けた大胆な目標
  6. カルトのような文化
  7. 大量のものを試し、うまくいったものを残す
  8. 生え抜きの経営陣
  9. 決して満足しない
  10. はじまりの終わり

ポイント

はじめに、「ビジョナリー・カンパニー」の意味ですが、そのままですがビジョンを持っている会社という意味であり、時代を超えても存続する会社をつくるための教えてくれた著書です。
現在では1〜4巻、特別編とシリーズ化されており、現時点での最新巻では、「弾み車の法則」として出ています。

以下は本文の中で重要なコンセプトとして紹介されているポイントです。

時を告げるのではなく、時計をつくる

時を告げる経営とは、
社員に対して一方的にミッションを与える経営のことを意味し、
そのように作られた商品やサービスには必ず終わりがくるため、
ビジョナリー・カンパニーとは言えないとしています。

これに対し時計をつくる経営とは、
リーダーが変わっても揺るがない仕組みを作ることを意味します。
時代の変化や逆境に耐えられるように、社員全員がいつでもみることができる時計がある会社こそがビジョナリー・カンパニーです。
その時計が基本理念です。
この時計さえ作れてしまえば、カリスマリーダーは不要だと本書では言います。

「OR」ではなく「AND」を目指す

二者択一のどちらかではなく両方を得ることを目指すということです。
大きくは理想・利益とありますが、具体的には以下のようなものが挙げられます。
・変わらない伝統と斬新な改革
・徹底した管理とスタッフの自由な行動
・長期的な投資と短期的な利益
・野心を持ちながらも謙虚

基本理念も維持することと進歩の両方を追求することと、相反する事柄に対し、両方追求する考えがビジョナリーカンパニーでは必要です。

尚、会社というものは、一種の宗教的な一面もあり、基本理念を信奉する者だけを集めるということも重要であると言います。したがって、会社は誰にでも合うものという訳ではなく、合わない者は去っていき、合う者が残るということを受け入れる必要があります。

まとめ

本書で何度も登場してきているとおり、基本理念こそが重要ということが分かります。
経営者が変わっても生き続ける仕組みとして、基本理念が骨格として残り続けます。

また、多くのビジョナリーカンパニーが掲げているのがBHAG(Big Hairy Audacious Goals)とのことです。
BHAGとは「社運をかけた大胆な目標」のことで、例えば10年〜30年ほどにかけて
・困難だが実現不可能ではない
・達成できたかどうかが誰の目にもわかりやすい
という目標で、達成をイメージすると社員がものすごく鼓舞されると言います。

この辺りの感情が関わるところから見ても、個人の人生にも通ずる部分がありますね。
会社を法人として扱いますが、まさに会社も生き物であることを感じることができると思います。

時代を超え存続できる会社は、命を吹き込まれた基本理念と誰でもそれを共感できる仕組みがある

【内容情報】
「時代を超え、際立った存在であり続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)」の源泉を解き明かした米国のロングセラー。徹底した調査とライバル企業との比較対象などから、これまでの経営神話(すばらしいアイデアの必要性、カリスマ的指導者の存在、……)を次々と看破、時の試練に耐え変わることのない「基本理念」こそ、ビジョナリー・カンパニーに最も必要なものであると説く。

【著者情報】
ジェームズ・C・コリンズ三世またはジム・コリンズは、企業の持続可能性と成長を扱うアメリカのビジネス・コンサルタント、作家、講師である。

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則 内容紹介より

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